スギナの力


草刈り大好きなかにしです。

先日、会議の前に草刈りの話になったので「スギナが厄介ですよね」という話をしたら、


「スギナ?何それ?」


という人もいましたが、名前を知らなくても見た事は絶対あるはず。

これです。


不思議な事に、スギナはツクシと地下茎で繋がる同じ植物です。

簡単に言えば、胞子を飛ばす部分がツクシ、光合成をする部分がスギナ。

ツクシが花で、スギナは葉のようなものでしょうか。


地下茎が地中30cm〜1mの深さにあり、手作業で根から取り切るのは困難で、増え方も胞子だけではなく根茎や塊茎という切られた地下茎の一部からでも繁殖するので、そのしぶとさから「地獄草」とも呼ばれるそうです。


犬を飼うため出来る限り除草剤は使いたくないので、防草シート代わりに地表を覆う植物を育てて頑張って貰おうとはしていますが、力の差は歴然で、雑草のスギナの方があっという間に伸びて来ます。

抜いた数日後には頭がツンツン出てくる、まさに雑草パワー。


これは長い戦いになりそうです。


どうしたらスギナを倒せるのか調べているうちに発見したのですが、スギナは食べられるらしいです。

しかも栄養豊富。お茶として結構一般的に飲まれているとか。

スギナ畑のようになってしまっている我が家の庭。

新鮮なスギナを少し摘んでよく洗います。

そして、丁寧な暮らしを演出するためにリサイクルショップで800円で買ったお洒落な「手箕(テミ)」に乗せて、日陰で2、3日干します。

乾燥したらハサミで細かくカットして、

弱火で煎ってパックに入れて、

飲む。


……うん。美味しくはないな。

濃いめに出して冷やして飲んでみます。

美味い!ってわけではないけど、飲める。

結構しっかり味が出ています。


試飲してもらった娘曰く、味を表現すると、


「一瞬青海苔、後味枝豆」


だそうです。


「サバイバル生活だったら美味い」


と。



味はともかく、お茶にして飲んでやった事で少しはスギナに対する気持ちに余裕が持てました。

「いざとなれば食べられる保存食が勝手に生えてる」と考えて何となくスギナは攻略した気持ちになれたものの、ダンゴムシとガガンボも凄い数なんですよね。

彼らは何かに使えるのでしょうか。

キトクのキ

創業140余年の米卸、木徳神糧

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