犬のこめ


なかにしです。


先日、唐突に登場してもらった柴犬。

なかにし家の子ではなく、会社の方の犬です。


名前は「こめ」ちゃん。


いい名前ですね。

命名の理由は「名前候補の中で呼んでみて一番反応が良かった」とのこと。

ホント柴犬の子犬は表情がかわいい。

庇護欲を掻き立てられる切ない目。


まだお迎えしたばかりで、先住犬の「あずき」君とは程よい距離感で色々と教えてもらってる最中だそうです。

くつろぐあずき先輩。


こめちゃんには名前の由来であるお米をモリモリ食べて元気に育って欲しいところなのですが、犬を飼ってビックリしたのは、最近のペットフード業界ではグルテンフリーどころか「グレインフリー」、つまり米、小麦、とうもろこし等の穀物を一切取らせないことが結構一般的です。こめちゃんもペットフード以外は与えていないそう。


犬や猫は肉食に近い雑食動物で、主に動物性たんぱく質と脂質からエネルギーを摂取します。穀物は消化しにくく腸に負担をかけてしまうのでわざわざ食べる必要は無い、という考えに基づいています。


ただ、私が昔実家で飼っていた犬は、残ったごはんと茹でた安いお肉と野菜を食べて元気に長生きしてましたので、それほど気にしなくても良いんじゃないかと個人的には思います。


無理に穀物を食べさせる必要は無いし、無理に肉だけにする必要も無い。

ただ、何かあった時に備えて色んなものを食べられるようにしておこう、というのがなかにし家の方針です。

もし、災害時に避難した先で犬用のフードが手に入らなかったら……。

そんな時に新しいものを食べさせてお腹を壊したら大変。


9月は防災月間なので、我が家のシェリーにご飯を少し与えてみました。

一応、食べた事が無いものは何かあっても対応できるように休日に与えます。


喉につかえないように水で柔らかくした嚥下食です。

凄い勢い。気持ち的にはゆっくりよく噛んで食べて欲しいですが、犬の唾液にはデンプンを分解する酵素であるアミラーゼが含まれていないので、よく噛んでも口の中でデンプンは糖に変わらず、甘くはなりません。

人間と感じ方は違うかもしれませんが、美味しそうに食べてくれました。


良かった良かった。


これでシェリーはひと安心です。

逆に、緊急時に人間の食べ物が先に無くなった時、シェリーのごはんを人間が食べられるか試しておく必要もありそうです。

キトクのキ

創業140余年の米卸、木徳神糧

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