自家製いちご大福


なかにしです。


お彼岸ですね。


「暑さ寒さも彼岸まで」と言うのに未だに寒さが終わらず、寒暖差で体調を崩している方も多いのではないでしょうか。


お彼岸といえばぼた餅ですが、


「いちごがあるから、いちご大福作ってもいい?」


と、最近我が家のシェフ兼パティシエである中二娘から言われました。


娘は今まであんこを食べなかったのですが、学校の授業で茶道を習い、抹茶と和菓子の美味しさに目覚めたらしい。

行儀作法にも目覚めて欲しいところですが、そこは親譲りの食いしん坊です。


「どうぞどうぞ。白玉粉は以前買ったものが残ってるし、あんこもあるよ。」


大福の皮、求肥(ぎゅうひ)は白玉粉で作れます。


白玉粉・・・もち米が原料。もち米を水を加えながら挽いて潰して粉にして、沈殿した部分を乾かした粉。

上新粉・・・うるち米の粉。


ついでに「もち」と「求肥」は何が違うかと言うと、もちは蒸したもち米をついて作りますが、求肥は粉にしたもち米(もち粉)に熱を加えて作ります。

砂糖や水あめ等の糖分の保水作用で固くなりにくくなるため、大福の皮に使われます。有名なのは雪見大福の皮ですね。


語源には諸説ありますが、中国から伝わってきたときには「牛皮」、つまりは牛の皮で、当時肉食が一般的ではなかった日本では「求肥」の字を当てたという話です。


ネットで調べて作り始めたところで、買い置きの白玉粉が足りない事が判明したため、上新粉で補いました。


粉と砂糖と水を電子レンジで加熱して捏ねて、

あんこを入れて一旦大福にしてからいちごを入れる工程ですが、

混ぜた上新粉のせいか「伸ばしにくい!作りにくい!」と。



見た目はいい感じ。


舌触りは若干ザラつきがあったものの、味は立派にいちご大福で美味しかったです。


「早速今週末リベンジしたい」とのことですが、13個もできてしまったので、しばらく間を開けて作ってもらいます。


キトクのキ

創業140余年の米卸、木徳神糧

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