海外事業部の新入社員がテストキッチンでタイ米を使った試作をするというので見に行きました。
【今回のメニュー】
普通のタイ米を使った
・カオマンガイ(シンガポールチキンライス)
・カオパット(チャーハン)
もち米を使った
・カオニャオマムアン(ココナツミルク風味のマンゴーを添えたデザート)
です。
「普通のタイ米」とは「タイ香り米」ではない「タイ米(タイ一般米)」なのですが、タイ香り米ではないタイ米はタイ香り米のような香りが少なく、タイ香り米よりもさらにパラパラ、パサパサしています。
当社の商品名では「ホワイトライス」と言います。
ザックリ言えば「タイ香り米=香りのあるタイ米」「タイ一般米=香り米以外の香りの少ないタイ米」で、両方とも細長い長粒種です。香りと言っても香水や花のような香りではなく、ポップコーンのような香ばしい香りです。
タイ香り米はジャスミンライスとも呼ばれますが、ジャスミンの花弁のような白い外観を表した呼び名で、ジャスミンの香りがするわけではありません。
タイ米の種類や呼び名はややこしいので、いずれ解説したいと思っています。
試作の様子を動画にしました。
楽しそうに賑やかに作っていましたが、カオパット(チャーハン)はフライパンからずいぶんこぼれてましたね。
これは、新入社員の彼の腕がヘナチョコなのもあるのですが、ごはんの量に対してフライパンが小さすぎたのと、ホワイトライス(タイ一般米)が日本米より相当パラッパラなので、ヘラで混ぜるのはかなり難しいという理由もあるのです。
ヘラの使い方のクセが強い。
さて、出来上がりはどうでしょうか。
カオマンガイ
タイ米がスープをめちゃめちゃ吸っていて、それでもパラパラしていて美味しいです。
ライムやレモンを絞って鶏肉と一緒に色んなソースや野菜と混ぜて食べたくなります。
カオパット
かなり濃いめの味付けで、油もかなり入れましたが、「もっと濃くてもいいかも」と思うほどビールが飲みたくなる味に仕上がってます。
私は「炒飯は必ずしもパラパラしてなくていい派」ですが、ここまでパラッパラになるのは面白いです。
タイ米でキムチチャーハンも美味しそうだし、味噌チャーハンとかも楽しそうです。中華鍋とおたまが欲しい。
カオニャオマムアン
ココナツミルク風味がいい感じです。
マンゴーに加えてあずき、バナナ、ココナツチップ等をトッピングしています。
しかし今回の冷凍マンゴーが非常に残念なマンゴーでした。黄色くなくてシャキシャキして酸っぱい。
「いい色に修正しといてください」
と言われたので、ちょっと黄色くしておきました。
新入社員に感想を聞いてみました。
【カオニャオマムアン】
作る手間はかかるが、ココナッツミルク・塩・砂糖のシンプルな味付けが◎。
新鮮なマンゴーと合わせられればよりおいしかったのでは?次回はフルーツソースなどもかけてみたい。
【カオパット、カオマンガイ】
今回はジャスミンライスではなく、ホワイトライスを使用した。
硬めだがパラパラしていて、味がよく染み込むホワイトライスの特徴が活かせていたと思う。
カオパット→チャーハンの鑑のようなパラパラさ。
カオマンガイ→ご飯に味がよく染み込んでいた。
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