上野動物園のパンダ香香(シャンシャン)が年内に返還から来年5月まで延長になったというニュースが出ておりました。
大人から子供まで大人気のシャンシャンですから、大変喜ばしいことであると思います。
特にシャンシャンは上野動物園で力力(リーリー)と真真(シンシン)の間に誕生した子供ですから、思い入れ強い方は沢山いるのではないでしょうか?
シャンシャン誕生後、上野動物園来場者数は大変伸びているようです。
まさに客寄せパンダという言葉通りの活躍ですね。
(写真は先日パンダを見にいった友人からもらった写真。)
さて、この客寄せパンダという言葉、由来を調べてみると「人寄せパンダ」という言葉が起源のようです。
1972年、上野動物園にパンダのカンカンとランランが来たことで集客が増えたことを例えて言われたようで、公の場で初めて口にしたのは田中角栄元首相だとか。
人が注目する、人に興味を持たれるというのは商売上非常に大事なことです。
コメ業界の客寄せパンダになっている商品はどれだけあるのでしょうか?
パっと頭に浮かぶのは昨今各地で生まれている良食味米。
生産者さんや農業試験場さんの多大なる努力で既存のコメよりも特徴を伸ばし新たな美味しさ認知に向けた提案がされております。
元来、コメの美味しさは炊き上がりが美しく(外観)、ほんのりとしたあまみ(食味)と香り(匂い)、ふっくらと柔らかく粘りと適度な硬さがあること(物性)と言われております。
良い意味で曖昧なことから、各地で自分たちの思う美味しさを良食味米で体験できるかと思います。
是非とも、いろいろな地域の良食味米をお試し頂き自分に合ったコメを見つけて頂けると宜しいかと思います。
さて、コメ業界から弊社に目を移してみますと、いくつか候補のパンダはおります。
まず1匹目のパンダ候補は長鮮度米とストックライス。
両者共に長期間鮮度を保つために特別な包装をされたコメになります。
コメは野菜と同じ生鮮食品のため、精米後にコメが空気に触れると劣化がスタートします。
そのため弊社は通常のコメ商品について精米後、すぐにお客様の元へ届けることをモットーに製造をしております。
長鮮度米、ストックライスは精米したての鮮度を長持ちさせるよう窒素充填、脱酸素剤封入をしました。未開封であれば6ヵ月鮮度を保持することができます。
前者は普段使いに最適な2㎏包装、後者は非常時に必要な物資が手に入りにくくなる事態を想定し5㎏包装となります。
2匹目のパンダ候補は、減プラ包装&有機質肥料を使用した「無洗米特別栽培京都丹後コシヒカリ2㎏」です。
こちらは2020年12月16日に発売した新商品となります。
特徴は大きく分けて2点。
①プラスチックごみの削減とSDGsに貢献できる特殊な米袋を使用しています。
特殊な米袋とはなんぞやと言うことですが、米袋の総重量の51%以上が紙でできた素材からできております。
通常流通しているポリエチレンの袋と比較すると1枚当たり1.54gのプラスチックごみを削減することができます。
②コメにも拘りました。
京都府与謝野郡与謝野町の生産法人「京都祐喜(きょうとゆうき)株式会社」と共同開発し、自然循環農業を推進している京都府の与謝野町で収穫されたお米を使用しています。
京都府北部の丹後地方はコシヒカリ生産量に限りがあり、京都府内で消費される希少価値の高いコメです。
栽培にはおからや米糠、魚のアラ等、本来廃棄される部分を使用した与謝野町産の有機質肥料「京の豆っこ肥料」を使用しおります。
袋から中のコメまで自然環境に配慮した商品となります。
まだまだ、生まれたばかりの2匹ですので、しっかり面倒を見てシャンシャンのような人気者に育てていければと考えます。
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